入院 入院初日

入院初日

老若男女問わず、誰しもがそうだと思うけれど、入院初日の夜は、これから何が起こるのか不安で熟睡できなかった。
ぼんやりとしたまま、私は、顔を洗いにトイレの手前にある流しに向かった。
そこには、既に、私と同じ様に顔を洗いに来ている患者がいた。
車いすの人もいれば、点滴台を引いている人もいる。頭に何か器具をつけている人もいた。
それまでの人生で見たことがない光景ばかりだ。
どんな病気かわからないけれども、大変な病院まで来てしまった事だけは、解っていた。

ベッドに戻ると朝食が置いてあった。
やっぱり病院は、個人であろうが、総合であろうが、大学であろうが、自宅で母が作ってくれる朝食には勝てない。
実際、食べてみたけれども、見た目通りの味で、食欲のわくものではなかった。
ほとんど口にしないまま、終了した。トレーを返却口に返しに行くと、割に食べてあるトレーが多かった。
よく、こんな食事が食べれるもんだな。慣れれば食べれるんだろうか?と口には出さないけれども、偏食が多く、勝手わがままに育った当時の私は思っていた。
(しかし、一つ勉強になった事があった。
皆、ふりかけやら昆布などを持っているみたい。
やっぱり少しでも美味しく食べる為に、頭使っているんだと、妙に感心してしまった。)

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